BankrollGamble

これからの「FX」の話をしよう

人間の判断力ってどんなもん・・・確率論的思考

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豊富な情報を持ち、高い分析力を持っていることが多少なりとも株価の予測に結びつくならば、ファンドマネージャーの成績は平均すれば優秀であるはずだ。しかし、実際には、ファンドマネージャーの成績は平均すると市場平均をやや下回るという実証結果が多い 確率論的思考・田渕直也

 

読んでてふと思ったんですが・・・

<そもそも人間の判断力ってあてにならんのか?>

「世の中間違ってるよ」とか「あいつは何にもわかっていない」とか思うことってありますよね?これって見方を変えると、『人間は何にもわかっていないので間違いばかりする』ということですよね。

 多くの人が自分の判断は8〜9割は正しいと思い日々暮らしてるでしょ。でも一人の人間が、現実に対して正しく判断できる割合って1〜2割がいいところじゃないかなぁと感じるんですよね。勉強している人で3〜5割。達人級の人で6〜7割くらい・・・完全に僕の主観(勘!?)ですが。

そう考えるとトレードは「やればやるほど損する」という現実も説明がつくと思いませんか?

 

<退屈に耐えれますか?>

 結局人間の判断なんて間違える確率が高いんだから、何もしないのが一番。でも人間の感情は『何もしない状態』でいる事ってできないんですよね。

 やっぱり人間は刺激を求める生き物なんです。『何もしない退屈な状態』を耐える事ができないんです。これはトレードに限らず生活の中でも、テレビ、スマホ、ゲーム、酒、タバコ、お菓子・・・などなど刺激を与えてくれるものを求めてしまうでしょう。それが全く意味のないものであったり、時には害になるものであったりしても刺激の誘惑に耐えれないんですよね

 

<華やかさに意味なんてない>

 物事の本質は単純で退屈なものだと思うんです。車なら移動する事。時計なら時間を知る事。ブランドがどうとかって価値はあっても、意味なんてないでしょ。

 相場なら上か下か。いくら華麗な解説・分析ができても勝てなきゃ意味なし。じゃあトレードの本質は勝つか負けるか・・・いやいや去るか残るかじゃないのかな。

 どうやって勝つかよりも、どうやって残るかに意味がある気がします。何百pipsゲットしたとか、相場の頭から尻尾まで取れたとか・・・もっと大切な事に目を向けて欲しい

 でもやっぱり波に乗りたいし、勝つ為の方法を考えてしまう・・・まあそんなもんですよね。

 武器を作る技術は持ってるけど、戦争しない知恵は持っていない・・・人間そんなもんじゃないでしょうか(笑)